汗の基本~汗の役割を知っておこう!

なぜ汗は発生するのか?
 
汗は、皮膚にある汗腺から分泌される液体の事を指します。汗をかく理由は大きく分けて、以下の3つに分類されます。

・体温調節を行うため
 「温熱性発汗」とも呼ばれます。暑いときや運動した後などにかく汗がこれに該当します。上昇してしまった体温を汗をかくことで下げ、適切な温度に保ちます。

・精神的ストレスのため
 「精神性発汗」とも呼ばれます。緊張したときや気持ちが悪い時などにかく汗がこれに該当します。体温調節のためではなく、精神的な刺激により自律神経が活発になることで汗が分泌されます。

・発汗作用のあるものを摂取したため
 「味覚性発汗」とも呼ばれます。辛い物や酸っぱいものを食べたときにかく汗がこれに該当します。刺激物を摂取すると、アドレナリンが活性化し体温が上昇するため発汗が起こります。

汗にはどんな役割があるの?

汗には主に体温を調節する働きがあります。分泌された汗は外気にさらされ、皮膚表面から蒸発していきます。この時に、汗は皮膚表面から熱を奪い、気体になります(この時の熱は蒸発熱や気化熱と呼ばれます)。体内の熱を体外へと放出することにより、体温を一定に保っているのです。汗がなければ、上がった体温を下げることが出来なくなり、すぐに倒れてしまうでしょう。

また、汗には体内の不要な老廃物を外に排出する働きもあります。この汗はタンパク質や脂質、アンモニアなどが前述の体温調節のための汗よりも多く含まれており、体臭の原因にもなります。いわゆる「べたつく汗」はこちらの汗です。しかし、動物にとってはこの汗が異性をひきつけるためのフェロモンのような働きをすると考えられています。